2006年夏
北海道、東北の旅を終えて東京まで到達した平田先生、今年はもう一度東北を走りました。懐かしい同窓生との再会、僻地医療で理想を実現した村の訪問、熊との遭遇etc....
今夏も、思い出深い旅を堪能されたようです。
今回は下の地図に、行程ごとに5か所のリンクを張ってみました。クリックしてそれぞれの日のページに飛んで下さい。

三度目の東北
日本縦断も折り返し昨年南下して東京まで到達している。
今年は下北半島と陸中海岸それに思い入れのある岩手県沢内村を走った。
子供の頃年上の者に連れられて知らない所まで行って、なぜか急に自分が一回り大きくなったような気がした。未知へのあこがれだったのだろうか? 小さな冒険心だったのだろうか? 還暦前にしてこっぱずかしいが、その50年前と同じ気持ちで自転車で旅をしている。
丁度良いスピード感。目・耳・鼻・口・肌の五感にピッタリだ。
「山川草木悉有仏性」・・・自然が自分にさわやかさや厳しさを教えてくれる。
旅支度は必要最小限の物にしぼり、自転車にはネジひとつまで気を使い、公道ではドライバーに自分を認めてもらうように願いながら走る。
感動は、自分の心が研ぎ澄まされ、精神が高揚して五感で感じた時、名所旧跡ではなく石を見たり、波の輝きだったり、鳥の鳴き声だったり、冷たい山水だったり・・・
「旅」は100人100色「遊び」であり、「生き方」だから「我」で行きたい。
心も体も荷物も削ぎ落としてみるとはっきりみえてくることがある。