2015年夏
友人からの電話
毎年参加している恒例イベントの5月に開催される「ツール・ド・国東」、6月の「壱岐サイクルフェスティバル」。だんだん参加するのが重荷になってきているのだが、古希を目指して苦しみながらも楽しんで完走する事を目標としている。今年も壱岐の大会が終了した頃、友人S君 T君より夏の旅はどうすると話を持ちかけられた。
小生、頭の中は空白状態、しかし夏の旅も毎年恒例のイベントである。
友人達に「行こうと思っているが 頭まっ白」と答えると数日後、T君から「津山のホテル予約したでな〜」のメール。そして、S君より兵庫県と岡山県の地図6枚が送られてくる。
それらを元にコースを考え宴会を主体にGO!と決断。

8月13日 (加西〜湯郷〜津山 102km)
前泊の友人宅から車で中国自動車道を走り、加西インター近くの北条の五百羅漢を午前10時、S君T君に見送られスタートする。
天気予報では雨模様とのことだったが曇り。涼しくて出だしは快調、しかし5分も経たないうちにスペアチューブや工具を入れているボトルのキャップが外れ、あわてて引き返し拾う。40分ほど走ると足もほぐれ、良いペース、…と思いきや突然の集中豪雨に見舞われドラッグストア「薬ゴダイ」の軒下で雨宿り。
軽トラックでやってきたおじさんと立ち話。トラックの運転手らしく「トンネル出口の突風は怖いぜ〜」とか「田舎の年寄りの運転は気いつけんとあかん、見えてない」とか30分ほど講義を受ける。「ほな、気いつけてな〜」で別れたが、そやそやこっちも年寄り自転車、運転気をつけんとなぁ〜。
1時間後 雨が止み再スタート。
今日は中国自動車道沿いを西へ向う県道23から53号線へと走るルート、標高200m前後の峠がいくつかあるが緩やかな勾配なので苦にならない。

昼食の時間だなと携帯をみると、友人から「山崎インターそばのイオンで昼メシ」とメールが入っている。1kmほど戻り入り口の雨どいに自転車をロックして店の中に入る。
お盆のせいか大にぎわい、空いていた軽食コーナーでカレーにする。
午後は山間と緑一色の田園風景がしばらく続く。千種川沿いはやや下りとフォローの風で心がなごむ。
JR姫新線と智頭急行の線路をまたぎ佐用町通過、ここから国道179号線で女子サッカーと温泉名所の湯郷へ向う。湯郷に近づくにつれ又雨が降り出し辺りが暗くなる。
テールライトを点灯させ本格的に降り出した中を1時間「気いつけてな」を思い出しながらずぶぬれになって午後4時過ぎ津山のホテルに到着。
連絡していないのに車もほぼ同時に到着。自転車を拭き部屋に入れ、洗濯をしながら風呂に入る。午後6時、フロントに夕食待ち合わせの予定だったが、洗濯物の乾燥に手間取り友人達に先に行ってもらう。20分遅れで行った所は「炙り家 ぼっけもん」。S君の奥様よりの情報で大当たり!

本日の走行データ
T 4:13
D 102km
M 59.2km/h
A 24.2km/h

コース概略