三連水車と棚田
水の恵みコース

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行程

筑後吉井〜朝倉三連水車〜夜明ダム〜東峰村・竹棚田〜日田〜原鶴温泉〜筑後吉井

      

特徴

朝倉三連水車、筑後川沿いから東峰村の棚田を眺め、天領・日田を巡り水の恵みに思いを馳せるコース

  

距離・時間

約75km 約4時間

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筑紫次郎・筑後川水系の豊かな水は、流域にさまざまな恵みをもたらしてきました。数々の水の恩恵を確かめに出かけましょう。
スタート&ゴールは、筑後川河川敷にある「吉井スポーツアイランド」(福岡県うきは市)。まず国指定史跡「菱野三連水車」を目指して下流へと向かいます。1789年に造られた菱野の三連水車は、筑後川から引き込んだ堀川用水の水を一帯の水田に流す役目を負っています。
三連水車で効率良く水が引き込めるようになったおかげで、筑後川は”暴れ川”から恵みの川に変身したのです。水車の運転期間は6月下旬から10月まで。

国道386号線を日田方面に向かい、夜明ダムを左手に見ながら走り、国道211号線へと左折して東峰村宝珠山地区を目指します。大行司の三叉路を右折すると緩やかな登りの両側に棚田が広がり始めます。日田英彦山線「筑前岩屋」駅までの14kmをのんびりと走り、日本の棚田百選(農水省・1999年)に選ばれた竹地区の棚田へ。筑前岩屋から道が狭く急になりますが、ほんの1kmほど我慢すると小高い丘にある集会所兼展望台に到着します。丁寧に築かれた石積みに守られ、山腹に張り付く棚田を見渡すと江戸時代から営々と受け継がれてきた住民の努力に思いを馳せることが出来るでしょう。

来た道を途中まで戻り、県道671号線で日田杉の林を抜けて日田を目指します。
豊富な雨量で育った良質な杉を管理するため、日田は幕府直轄地とされ、御用商人が集まって栄えました。白壁の商家が並ぶ豆田の町並みは国の重要建造物群保存地区に指定されています。
上品な甘味の羊羹で有名な「赤司日田羊羹本舗」、江戸時代から続く造り酒屋「クンチョウ酒造」などを訪れるのも良いでしょう。
帰路は再び国道386号線へ。ゴール近くには原鶴温泉もあるので、ひと汗流すことも出来ます。
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このコース、自転車人(山と渓谷社・2008年夏号)の依頼で取材行をしたものです。竹地区の棚田はいつか行ってみたいと思いながら、なかなか足を伸ばす機会がなったのでちょうど良い機会と、何度も走ったことのある筑後川沿いや日田市周辺と組み合わせて見ました。山間に入るので一見きつそうですが一部を除きほとんど平坦なので、少し走り慣れた方なら難なくこなせると思います。

2009/3/20

標高図

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吉井〜夜明

夜明〜竹 竹〜日田

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日田〜吉井

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