MASI。数あるイタリアのチクリの中でも知る人ぞ知る老舗です。日本では、なぜか九州は福岡・南米商会が90年代から2000年代半ばまでオーダーを受けていました。発注する数は年間10本前後と決して多くはありませんでしたが、このフレームを何本も見ていると、自転車の奥深さ、面白さを改めて認識させられます。

MASIはロードレーサーばかり造っていたわけでは当然なくて、選手の求めに応じてピストも製作しています。東京五輪4000m団体追い抜きで2位となったイタリアチームのカルロ・ランカティ選手がMASIに乗っていて今でも付き合いがある、って話はどっかに書いたな。
南米商会からもピスト、ピストラーダをオーダーしたお客様がおり、運良く2台とも眼にすることができました。ピストは大学で競技をしていた古い朝練仲間がオーダーしたもので、内ラグ式フレームにチネリの鉄バー、ステムというお宝仕様。
ピストラーダは、固定ギアをこよなく愛し拙HPにも様々なコンテンツを寄せていただいている名古屋のNさんのオーダー。こちらはTIG INTEGRAL仕様です。Nさんのインプレッションもありますので、ぜひどうぞ。
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