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空気圧は必ずチェック(タイヤは大切や編・1) |
サイクリングの前に、タイヤの空気圧をチェックする習慣を付けましょう。一般に使われているブチルチューブでも、1週間で1気圧ぐらいは抜けてしまいます。タイヤの細いロードレーサーは空気圧を0.1気圧変えるだけでフィーリングが変わるほど繊細な乗り物です。
適正な空気圧が入っていないとパンクしやすくなります。ちょっとタイヤを触って「こないだ入れたからいいや」と安易に考えず、必ず空気圧を確認して乗りましょう。
サイクリングが楽しい、と思ったらフロアポンプは必需品です。補修部品がいつまでたっても手に入るシリカ(Silica、イタリア)にヒラメ(日本)のバルブ口を付けたものが空気が大変入れやすくストレスを感じないので、私の周辺では一番の人気です。
もちろん、かなり値の張る物なのでそうそうお勧めはできませんが、手頃なものが3000円程度からあるそうなので、ぜひ用意してください。 |
2008/11/29 |
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交換は早めに(タイヤは大切や編・2) |
カーカス(ゴムの下の布状の部分)が出るまで使い倒さない。フィーリングが悪いだけでなくパンクしやすくなります。トレッド(地面と接触する部分)が平らになったら新品と交換しましょう。耐久性はもちろん銘柄によりますが、一般的に高級タイヤは減りが早く、3000kmも走ったら交換しなくてはなりません。まぁグリップ力の代償ですね。
また、サイドが切れていると遠からずバーストします。走り出す前にその辺もちゃんとチェックしましょう。
前後でローテーションする、という人もいますが、あんまりお勧めしません。リアトレッドが平らになったタイヤを前輪に着けるとキョロついて怖いですよ。もしやるのなら早め早め。
後輪の寿命が来たら前輪を後ろにはめて、前輪に新品を、という一方通行の使い回しは良いかも知れません。 |
2008/11/29 |
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WOとチューブラー(タイヤは大切や編・3) |
初めての方はほぼ例外なくWOタイヤをお使いになるはずです。タイヤのビード内径(ワイヤの入った一番内側の部分)とリムのビードが乗る部分をぴったり同じ寸法で造ることによってタイヤを保持する仕掛けで、いわゆるママチャリと同じです。
チューブが交換できるため、ランニングコストが安く済むのが何よりのメリットで装着も簡単。難点とされてきた乗り心地やコーナーでのフィーリング、重さも改善されています。
一方、チューブラーは中にチューブを縫いこんだ筒状のタイヤを、リムに接着剤で貼り付けるという仕組み。接着が十分でないと外れる心配がある(1年に1度ぐらいは張り替えが必要)し、装着が面倒だし、運が悪いと取り付けて10mでパンクするかもしれない。=>当然、おしゃか。(^_^;)
WOが主流になるのも理解できます。
ですが、WOは万一バーストしたら落車しやすいという危険が付きまといます。空気を適正に入れて初めてリムとタイヤが密着するのであって、おまけに6〜8気圧という高圧ですからいったんバーストすると急激に空気が抜け、リムが直接路面に接触してしまいます。下りやコーナーだと、相当うまい人でも制御は不可能でしょう。
最近のWOタイヤの耐パンク性能は相当上がっていて、ちゃんとした整備さえしていれば、まずバーストしません。だから、空気圧をきちんと管理し、カーカスのほつれなどタイヤに異常がないかいつも注意しておく、ということが必要になってくるのです。
それと、品質に定評のあるブランドを選びましょう。無理して高級品を使うことは全くないけれど、安物の中にはビードがきちんと出ていないものもあります。ママチャリはそれでもいいけど、ロードレーサーは命あってのモノダネです。 |
2008/11/29 |
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