スポーツとして自転車に乗る人が増えています。
メタボ対策、地球温暖化、原油価格の高騰etc 環境と健康に優しい自転車の良さを知っていただくのは中学生のころからサイクリングに染まっていた間もなく老人としては大変嬉しいことです。
ただ、自転車、特にロードレーサーは一般に考えられているよりはるかに速い乗り物です。公道を走る以上、常に危険と隣り合わせであることを忘れては困ります。信号無視をはじめとする交通ルールを守らない行動は、自分がケガをするだけでなく、人様を傷つけてしまうことになりかねません。車やオートバイなどと一緒に道路を走る交通社会の一員として、上手に走るノウハウを覚え、マナーを守って走ることが、社会の自転車に対する理解につながると信じています。
ここで紹介する事柄は、あくまで公道上で事故を起こさないためのノウハウやマナーです。競技としての走り方と一致するとは限りませんので、その点を十分ご理解下さい。速く走るだけが能じゃない。社会においては「
無事之名馬」なのです。

女性ドライバーに近寄るな(狭い道を安全に編・3)
先日、自転車通勤の途中で見た光景。
マンションの地下駐車場に入ろうと歩道を横切ろうとしていたBMWに乗った30代半ばとおぼしきおばさん。ジョギングのねぇちゃんと目が合い、止まったと思ったらすぐに車を発車させてしまいました。当然、すんでのところで轢きそうになって謝っていましたが。
でそのすぐ後ろをクロスバイクで通りがかった通勤おじさん(私じゃないよ)。こちらとも目が合い、車を止めたのに、また通勤おじさんが通過しようとしたとたんに車を動かし、これも轢きそうになって慌ててブレーキを踏んでおりました。
(T_T)
半年ほど前の朝練で、路地から出てきたおばんの軽自動車。こちらが手を挙げて制しているのをちゃんと見ていて、目も合わせているのに目の前に来たとたん車を発進させるんだもん。4、5人のメンバーがあやうくひき殺されそうになったものの、皆ギリギリで回避して事なきを得てひと安心。近年まれに見る危機でしたな。
何で、あげな運転ができるかねぇ。と皆して首をかしげておりましたが、先の光景を見て、ハタと気付きました。アイコンタクトしたら、相手は自分のために譲ってくれるものと勝手に解釈しているに違いありません。
(T_T)
車(もちろん自転車も)の女性は自分の好きなように動く。ということを肝に銘じましょう。もしかするとそうでない女性もいる鴨試練が、そんなん、外から見ても分からないので、事故を減らすためには女性ドライバーを見たら近寄らないことです。
2009/9/27

ここらで中締め(事故防止に必要なこと)
まだまだ書くべきことはあるんだけど、写真を撮らなきゃ、なんて考えるうちに時間ばかり過ぎてしまいました。なので取りあえず中締めをして、後はボチボチ書くことにします。
「運動神経に自信がないから危ない」とか「反射神経いいから、事故らないよ」などという話を聞きますが大間違いです。そーゆー状況に陥らないよう、いかに危ない場面を作らないか、が一番大事。
何より大切なのは「観察力」。
併走する車のドライバーがどこを見ているか、同乗者の挙動がおかしくはないか。道路脇の子供がどう動こうとしているか、常に周囲に気を配ることです。
次に「判断力」。
止まるか行くか、一番リスクが少なくなる行動をとるには判断力が必要です。ほとんどの場合は「止まる」が正解ですが、時には「行ってしまう」が事故回避につながることだってありますから。
最後に「想像力」。
住宅街近く、「路地から子供が飛び出すんではなかろーか」など、起こりうることに気が回れば事前にそれなりのことが出来ますね。 要するに、遮眼帯を付けた競走馬のごとく、何も考えずに周囲の状況も見ず、下向いてハンドルにしがみつき、ペダルをゴリゴリ踏むばかりではダメということですね。(^_^;)
2010/3/6