アルミブームに押されていったんは製造中止に追い込まれたものの、南米商会の強い要望で復活したフレーム。いつまたなくなるか分からないので、今のうちに(^^ゞ と造りました(2003年春で生産終了しました)。
世界的にも珍しいインナーラグ式。仕上げの良いラグ式の鉄フレームは、今ではすっかり入手が難しくなりました。クラシックな雰囲気は大変貴重だと思います。手元にあったひと昔前のレコードを中心に、90年代初頭のイメージで組んでみました。=>more 3V
ノーマルのパイプリムもすっかり店頭から姿を消してしまい、今回使用したフィアメは、南米商会に無理をお願いしてコレクションの中から強奪 (^.^)したものです。つぶすと次がない・・・(-_-;)
乗り心地は、硬い、です。リアからの突き上げ感などは、カーボンバックの方が絶対に優しい。オーバーサイズの焼き入れパイプにラグで接合しているのだから当然ですわね。
一方でカーボンやアルミフレームのように、踏んだ瞬間に飛び出すような感覚はあまりありません。重量もありますし最近の新素材フレームと競争するつもりなら相当な力量が必要だ、と感じました。
ただしマイペースでリズムに乗って30km/h+巡航、といった場面では、大変に具合がよろしい。走行性能だけを考えれば、続々登場する新素材フレームには到底及ばないけれども、あまり戦闘的なものは気恥ずかしいがそこそこ走りたい、というおっさん向きであります。
追記:
2006年暮れにボトル台座が割れているのを発見。パイプの差し替えという大手術の結果、2010年8月に無事復活しました。経緯は「蘇る銀ロウ・3V編」でどーぞ。