子供たちが自立してようやく蘇生させることが出来ました。
友人の競輪選手がオーダーしたものを譲っていただいたフレーム。彼にはどうにも柔らかくて使えない、と言うことでしたが、私にはちょうど良い硬さ。くたびれても走る。バテ上がっても、金魚の糞を決め込んで息を整えたらもうしばらく走れるようになる。
体力があるうちは、なんか、もっさりしてるよねぇ、どうかすると引きずるような感覚がある、ってのが1時間、2時間たつとすごく軽く進む感じがし始める。
不思議ですねぇ。とにかく、長い距離を乗ってからが真骨頂。もうちょっと乗っていたい、と一番感じるフレームです。
こいつに限らずMASI、で一番感じるのは全体のバランスが絶妙なこと。このフレーム、フォークなんてヤワヤワ。なのに下りが全然怖くない、どころかむしろ思い通りに振り回せる。
どうやったらこんな味付けが出来るんだろう? ロードレーサー何台か持っていますが、乗っていて一番楽しいフレーム、であることは間違いありません。
ところで、こやつEXCELパイプなんですね、フランスの。DE・ROSAをはじめイタリアのチクリは自国産、コロンバスを大切にしますが、MASIって気にしないのね。古くは531ばっか使ってたし、そのあとはこのEXCEL。 EXCELが手に入らなくなった後は、同じイタリア製でもDedacciaiばっか。
これも面白い話です。
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