福岡で普段飲んでいる、いわゆるいつもの焼酎。宇宙航空開発研究機構の「種子島宇宙センター」のある南種子町の蔵です。
コクと味がしっかりとしていて、味が甘くて丸い。あともう少し、(口に含んだ時に)香りが立ってほしいところですが、それは贅沢かも。
鹿児島勤務をしていたころ、南種子町に出張して味を覚えて以来の付き合いですから、もう四半世紀にもなります。
お世辞にも軽い口当たりではないので、ロックや水割りで飲むミーちゃんやハーちゃんには向かないことも幸いしているのでしょう。おかしな輩が手を出さないようで、福岡でも、ごく常識的な値段で手に入れることができます。って、これもある人に調達を頼んでいるのでありました。
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南泉 上妻酒造株式会社(鹿児島県南種子町中之上2480番地)
2008/6/15

朝練仲間が鹿児島勤務をしていた際に教わった銘柄。
どっしりしたコクとイモの甘味。濃厚で豊かな味わいです。絶対に湯割りで飲むべき焼酎で、ロックじゃなきゃ飲めない、なんぞと抜かす御仁は飲んじゃぁいけない。
この町出身の大先輩が言うには「焼酎は地元のを飲むものよ。川向こうは別の銘柄を飲むもんな」とか。本来酒は、地産地消の代表のようなものでありまして、田舎の蔵は、地元のお客さん、古くからの取引先を大切にします。加えて生産量が大変に少ないので、よそ者に渡る数はごく限られてきます。
これも金を出しても買えない、というのが普通になっているようで気楽に飲めないのは残念ですね。

追記(2011/7/22)
福岡で、この蔵と取引のある酒屋を見つけました。何と会社の近く。尾込商店の社長が訪れて「こういう小さな酒屋さんと取引したい」と代理店契約を快諾したとか。
これで安心して飲み上げられます。
さつま寿 株式会社尾込商店(鹿児島県南九州市川辺町平山6855-1)
2008/6/15

森伊蔵、村尾、佐藤。(佐藤の代わりに魔王を入れて3Mって言うらしいですが、ありゃダメです)プレミアム焼酎を三つ挙げよ、と問われてこう答えるのはまぁ模範解答でありましょう。実際、かなりレベル高いのは認めます。
このうち「佐藤」は、麦焼酎を造っています。麦焼酎が多い宮崎県に隣接しているという土地柄も影響しているのでしょうか。不勉強ながら知りませんでした。朝練仲間が仕入れてきて飲ませていただいたのですが、いや驚きました。
口に含むと麦焦がしの香りと甘味がブワッと広がるんですわ。そのくせ芋焼酎に良く似たコクがしっかりとあるのね。もしかして芋焼酎と同じ麹ですかいな? 
芋焼酎ばかり飲んでいると、麦焼酎はクセがなくて飲みやすいけれど、イマイチ迫力がない、と思いがちです。が、これを飲んだら、それは単に無知なだけと思い知らされましただ。浅薄な知識で知ったようなことを言うと恥をかく、ということですね。
なぁんかあちこちで同じ間違いをしていないか? 
学習能力が足りないのではないか? σ(-.-)
佐藤(麦) 佐藤酒造有限会社(鹿児島県霧島市牧園町宿窪田2063)
2008/6/16