封を切った途端、甘く濃い香りが漂います。干しブドウのような、だけど醤油のような匂いがほんの少し混じっているしちょっと違うよな、と湯割りしてゴックンと香りがのどを通ったら思い出した。プルーンエキス、いやいや萬田酵素だ!! いよいよアル中だな。飲まんと脳の回路がつながらん。
素晴らしい香りと同様、味も甘味が強くてほどよく柔らかい。うまい酒です。この蔵の標準酒「知覧武家屋敷」は、私の好みの焼酎のひとつですが、これはさらに濃厚にした感じかな? ちょっと高級な「ほたる」もこれらよりはさらりとしていますが、いずれにせよ、この蔵の酒、レベルが高いわ。
ナースマンさん、やむない事情でほとんどをノンベー親父どもに飲まれてしまいましたが、ちゃんと試飲できました。
いつもおいしーものをありがとーね。
へ(^o^)/
多楽喜(たらき) 知覧醸造株式会社(南九州市知覧町塩屋24475番地)
2010/11/23

前田利右衛門」「利右衛門そのまま」など登場頻度が高いな、の指宿酒造の標準酒。あれだけ飲んでいながら、なぜ今まで書いてなかったのか、それもよーわからんが。
ごく普通に白麹で醸造、黄麹を使った高級品「前田利右衛門」ほど柔らかくはなく、むしろツルンとした感じが特徴的ですが、やはり甘く口当たりが良く、しっかりした焼酎です。
ちなみに、週末ごとに某所で繰り広げられる「夜練」と称する肝臓機能強化練習での登場頻度が大変高い。最近は「玉露」と人気を二分している感がありますな。
利右衛門 指宿酒造株式会社(鹿児島県指宿市池田6173番地1)
2010/11/28

同じ蔵で造られた酒は、銘柄に関わらずどっかで同じ味がするのは、まぁそんなもんだろうなぁ、と思いますが、薩摩酒造は特にその傾向が強い。あれだけ多くの銘柄を大量に生産しながら、根っこに「さつま白波」独特のざらっとした舌触りが見え隠れしますな。
この焼酎、黒麹で絹ごし、古い製法を再現したものなんだそうな。講釈はともかくとして、ちょうど南之方を上品に軽くしたような味わい。周辺ののんべいたちは「?」でしたが、これはロックか何かの方が合いそうです。
んで、ある御仁、南之方がなくなりかけた時に、こいつで湯割りを作って南之方を少し入れ、飲んでみたら「あ、南之方になった」だと。
(^^;)
素性は一緒、ってのがよく分かる。
ま、そーゆーことです。
粒露 薩摩酒造株式会社(枕崎市立神本町26番地)
2010/12/18