薩摩半島の中ほど西側に位置する金峰町の小さな蔵の焼酎。
甘みが強くコシがあって力強い。重たい焼酎の部類に入るけれども、後口は大変さわやかです。ちょっと薩摩茶屋に似てるかな?こっちの方が若干上品かな?
これ白麹と黒麹をブレンドしているのだそうな。「問わず語らず」もそうだったですね。最近は醸造技術の発達で様々な試みが行われています。生半可な知識で、白だの黒だの言っていると恥をかきますな。
(^^;)

ナースマンさん、毎度!
金峰櫻井 櫻井酒造(南さつま市金峰町池辺295番地)
2011/3/20

2004年に復活なった八千代伝の蔵のちょっと高級品。
封を切ると果物が発酵したような甘い香り、八千代伝は干しぶどうと感じたけど、こちらはもうちょっとプルーンエキス風かいな?
くどくなく柔らかな甘さとキレ、コクが見事に調和した大変上質なイモ焼酎です。現代の名工に選ばれた杜氏さんの仕込みだけありますな。
これ、黄麹と黒麹のブレンドだとか。今のところ他に例がないのではないか。
白黒黄色つっても元を辿れば一緒とはいえ、色々なことができるもんですねぇ。
千代吉 八千代伝酒造株式会社 (垂水市新御堂鍋ケ久保1332−5)
2011/4/2

九州新幹線全線開通を記念して発売された企画商品。
湯割りで口に含むと、キンカンのような香りがします。「ハナコマチ」なる品種を使っているのだそうで、このイモが持つ香りでしょうね。シモン酒を連想してしまった。
普通の伊佐錦は、グッと中身が詰まった感じのコクのある焼酎ですが、これはそこまで強くはないので、ロックなんかでいただけば慣れない方でも大丈夫でしょう。
ただ、それでは特徴的な香りが感じにくいのでやはりぬるめの湯割りがいいと思うのですが。
ところで仲間内で飲んでて、槍玉に上がったのがこのラベル。
同じ企画商品でも、さくら白波の垢抜けたラベルと比べるとねぇ。(^^;)
何で新幹線が走っとるねん。
1年もして九州新幹線の新味がなくなったら、このラベルじゃぁねぇ。
ま、中身がしっかりしておるから、それはそれでかまわんが。
(^^;)
さくら伊佐錦 大口酒造株式会社(伊佐市大口原田643)
2011/4/29