<結論・せめてこの半分ぐらい仕事に熱を入れてくれたらねぇ>
ひと冬、通勤自転車と格闘している間、「フレームを新調した方が苦労がなかろうに」と幾人もの方から忠告いただきました。ただ、格闘しているのが楽しいんだよね。仕事は金を稼ぐためにしているから、できるだけ苦労がない方がいい。でも遊びなんだから、すんなりいってしまうと面白くないじゃないですか。それじゃぁただ単に金をつぎ込むだけになってしまう。

とまぁ勝手な理由を付けておりますが、通勤短足号の最後の課題となったのがマッドガードでありました。

カニオンだのレフォールだの、ブルーメルなんかを探してはみたものの今となっては入手困難。そこで東京・長谷川商会さんに問い合わせて本所製のものを見繕っていただきました。磨きでキラキラ光って、自転車が軽く見えます。径の大きなホイールを無理矢理履かせている関係で、取り付けに(社長が)苦労しましたが、心配されたタイヤとの干渉もありませんでした
そうそう、クランク取り付けも(社長が)ひと苦労でしたね。TAの歯とチェンステイの干渉を避けようとするとちょうど良い寸法のBBがないのです。で、アメリカ製の左右の出具合を調整できるBBを探し出してこれもギリギリでセーフ。
ん? (^_^;)  毎回苦労した、苦労したって書いているけど、苦労したのは社長であって、私は我が儘を言っただけではないか?
(^▽^ケケケ

ともあれ、軽い気持ちで始めた遊びが、社長(と南米のデッドストック)のおかげで一応の形になりました。こういう自転車だと、信号無視をしてかっ飛んでいく通勤ねぇちゃんにまくられても、心に余裕ができますな。四季折々の風に頬を撫でてもらいながらペダルを回す。優雅優雅。
もちろんあれこれいじり回すのが大好きですし、まだまだ手を入れたい所がありますね。まぁそれは追々あわてず騒がずということで。
2004/3/10

<近況・いっこうに進歩がないので社内では馬●と呼ばれております>
それから4年、通勤短足号は文句も言わずに自宅から赤坂までの道のりをせっせと走ってくれております。いろいろと手を加えたいところもありましたが、無事此名馬できっかけがなくそのままにしておりました。変わったのはアルミ削り出しのライトを調達したこと。最初から付いていた革サドルがすぐにへたれたためやむを得ずBROOKS(#72)に変えたこと。ぐらいでしょうか。
BROOKSは、あいにく黒しか手に入らず、茶系統でまとめた短足号の中にあって浮いた感じがしていました。
それに相変わらず、初めは石の上に座っているような感じで、こりゃ時間がかかりそう、と思っていましたが最近ではそれなりに馴染みも出て、まぁこんなもんか、と。
その矢先にネットオークションでIDEALE#6の新品を発見。思わず落札してしまいました。
(-.-)
このサドル、長さが24cmしかありません。女性用でレールが上下2本になっているのが特徴的です。型くずれしやすく手入れが大変なので、使う人はほとんどいないのではないでしょうか。
ところで、相前後してもうひとつ、調子に乗って似たようなものを入手しております。これは無事に荷物が届いてからのお楽しみ。
(^▽^ケケケ
もうひとつ。この冬ようやく実現できそうなのが、バッシュガードの装着です。最初からチェンをインナーにかけてアウターをバッシュガード代わりにしているのですが、やはり格好がよろしくない。
アウターを加工して造ろうか、とは思ったものの乗っているのをばらしてまで加工するのも、と逡巡しておりました。
ところが先日、パーツを入れた段ボールを引っかき回して捜し物をしたおかげで不要なTAのアウターギアを発掘。一か所大きなさびが食い込んでいて、普通には使えそうにない、ということでこれを加工することに決めました。
加工、といっても手順は歯を落として、跡を丁寧に仕上げるだけ。
ある道具を使って、根気良く歯を切り落とします。1回で1本の歯を落とすことは難しく、少しずつ切り落としていきます。
歯を落とし終えても、かなりのバリが残っていますから、これも根気良く切り落とします。これで下準備OK。
できばえを左右するのは、跡を仕上げる作業。グラインダーで丹念に削り込んでいきます。
ここは私が手を出せる領域ではなく、プロにお任せ。(^^ゞ
完成したガードは、つい先ほどまで歯が付いていたとは思えないできばえです。
さて、懸案事項をふたつ片付けてた通勤短足号、遊び始めたころに描いたイメージにかなり近付いてきました。それでもひとつ片付けば別のことが気になり始める、というのがこの手の遊びの常。今度は何を始めるのでしょうかねぇ。
m(_ _)m
2008/2/2